「こまらない」一人暮らしの教科書

ライフスタイル・健康

一人暮らしを始める際に、お金の事や部屋を基準など・・基準がわからないと思います。一人暮らしを考える際に、最低限しっておいてほしい情報をご紹介致します。

後悔しない部屋探しのポイント

自分にあった家賃設定は?

新生活をはじめるのあたり、物件を探す際に必ず知っておきたいのが「家賃設定」になります。家賃は固定費の中で、大きな割合を占める固定費となります。慎重に検討する事がとても重要になってきます。家賃設定の際は管理費も必ず含めた設定を検討しましょう。管理費とは建物の共有部分を維持・管理するための費用として、家賃と一緒に徴収されます。一般的に家賃設定は手取り収入の1/3が理想と言われています。光熱費・食費をはじめ突発的な出費を想定して無理なく支払いができる金額がおすすめです。

契約時に必要なお金

賃貸物件を契約する際は最大で家賃の6倍以上かかる場合もございます。最近は「敷金・礼金ゼロ」の物件もありますが、通常「仲介手数料」「敷金」「礼金」などのお金が必要になります。

項目 目安 金額例
敷金 家賃0~2か月 10,000円(2か月分)
礼金 家賃0~2か月 50,000円(1か月分)
仲介手数料 家賃1月+消費税 55,000円
前家賃 家賃1月+管理費 53,000円(管理費3,000円)
火災保険 1万500円~2万円 15,000円
合計 273,000円

※5万円の家賃の場合

敷金と礼金について

敷金は契約時に借主が貸主に、家賃を滞納した場合、部屋を損傷させたときの修理費などに充てられるお金です。「担保」のようなものと思って頂いて大丈夫です。通常何もなければ退去時に返ってきます。一方、礼金は貸主へのお礼として契約時に支払うお金ですので、敷金と違い退去時に返還されることはありません。

「引越し前」と「引越し後」に行う手続き

新たな入居先がきまったら、引越し前と引越し後にはそれぞれ必要な手続きがあります。「引越し前」「引越し後」に行う手続きをまとめました。

「引越し前」に行う手続き

項目 日数 備考
転出届 引越しの前14日以内前 現住所の市区町村役所へ転出届を出し、「転出証明書」をもらいます。マイナンバーカードを持っている場合はマイポータルを利用すればオンラインで転出届がだせます。
電気の使用開始 引越しの前14~7日前まで 入居先の新居で電力会社に使用開始の手続きをします。電気は立ち合いの必要はありません。
ガスの使用開始 引越しの前14~7日前まで 入居先の新居でガス会社に使用開始の手続きをします。ガスの使用開始は開栓の立ち合いが必要になります。
郵便の転送手続き 引越しの前10日前まで 郵便局の窓口で必要事項を記載した転移届を提出。3~7営業日で手続き完了となります。

「引越し後」に行う手続き

項目 日数 備考
転入届 引越しの後14日以内前 前住所の市区町村役所で転出届を出した際にもらった「転出証明書」を持参し、転入届を出します。
国民健康保険 引越しの後14日以内前 国民健康保険に加入している人は、新住所がこれまでと異なる市区町村の場合、引越し後の市区町村役所で、住所変更の手続きをします。
国民年金 引越しの後14日以内前 国民年金に加入している人は、新住所がこれまでと異なる市区町村の場合、引越し後の市区町村役所で、住所変更の手続きをします。
社会保険 引越しの後14日以内前 会社員や親の扶養である学生の場合は、手続きは会社が行うので、担当者に確認します。
運転免許証 引越しの後14日以内前 引越し先の管轄する、警察署、運転免許更新センター、もしくは運転免許試験場で住所変更手続きを行います。
その他 ・マイナンバー
・クレジットカード
・携帯電話 ・・・など

引越し後に行う部屋の点検・確認

動作を確認するもの

内見の際には備え付けの機器を実際に動かして確かめる事は少ないと思います。入居してから不具合が見つかると生活に支障をきたしたり、トラブルに元になりかねません。備え付けられている機器がちゃんと動作するか、不具合がないか確認をする事をおすすめ致します。

場所 確認する事
照明 点灯するか
コンセント 使える状態か
換気扇 動作・異音の確認
インターホン 音が聞こえるか
玄関ドア・扉 無理なく動くか
間仕切り・引き戸・ふすま・・など 無理なく動くか
水道の蛇口 水が流れるか

状態を確認するもの

汚れや傷は、前の住人が付けたものがあり、気づかれず引き渡されてるケースがあります。入居以前のものであれば、退居時に現状回復する必要はございません。見つけた場合は、証拠写真を撮っておくと安心です。

場所 確認すること
目立つ傷・汚れ
汚れやクロスの剥がれ
天井 汚れんや傷
納戸やふすま 穴や破れ
排水管 詰まりやニオイ
お風呂 壁や床のカビ
洗面所 壁や床のカビ
不具合が見つかったらどうする?

不具合が見つかったら自分で修理せず、必ず管理会社に速やかに連絡する事をおすすめ致します。勝手に自分で判断して修理業者を呼ぶと、「修理費用を管理会社が負担してくれない」「再修理になる」「保証してくれなく、退去時に修理代を請求される」などトラブルになりかねません。

引越しの搬入が終わったら必ず確認

引越しでよくあるのが、荷物の傷や部屋の破損です。引越しの際にトラブルを回避するためにも業者が帰る前に、新しい傷や汚れが付いていないか確認しましょう。荷物の破損があった場合には、期限内に申告があれば補償されるので、できるだけ早めに確認するようにしましょう。

配送業者 引越し業者
申告期限 14日以内に業者に連絡 3か月以内に業者に連絡

 引っ越しの契約では、現在多くの事業者が、国が定めた標準引越運送約款(以下、標準約款)を使用しており、一部の事業者は国土交通大臣の認可を得た事業者独自の約款を使用しています。

標準約款では、引っ越しによる家具の破損について消費者が申し出る期間は引っ越し荷物を受け取った日から3カ月以内とされています。約款の記載を確認し、もし事業者の対応が約款と異なることがあれば、早めに最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。

※出典:独立行政法人 国民生活センター

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